新作に期待せざるを得ない大作 【JUDGE EYES 死神の遺言 感想・レビュー】
9月24日に新作が発売される『JUDGE EYES 死神の遺言 Remasterd』をクリアしました。
定価が2000円以下にもかかわらずサマーセールで更に安くなっており、新作が発表されたこのタイミングで買わないといつ買うんだ!と言う感じで購入しました。
もう先に言ってしまいますが、買いましょう。買いです。間違いないです。
今から始めてもメインを中心に普通に進めていけば新作に間に合います。
気持ちが先走りましたが、今回は『JUDGE EYES 死神の遺言』の感想になります。
よろしくおねがいします。
最後の最後まで濃密なシナリオ
未プレイでもご存じの方はいるかと思いますが、今作の一番良いところはずばり
本編ストーリーにあります。
最後までチョコたっぷり的な素晴らしい展開で、徐々に点と点が結びついていく感覚とまだわからないことがたくさんある緊張感が同時に襲ってくる感覚は、
最終章で犯人も明らかになり物語が終わるとわかっていてもなくなることはありませんでした。
これほどまでに最後まで物語に釘付けになったのは久々です。
僕は大体のゲームで物語の結末の感想よりもゲームクリアできたという安堵の方が強く感じるのですが、今作は物語で頭いっぱいでラスボス撃破の達成感なんて全然感じませんでした。
(これは褒めているのか...)
それほど強烈で緻密で丁寧な物語展開は誰にでも楽しめるものがあるのではないでしょうか。
剣や魔法は使わない! 漢ならステゴロだろ!!(落ちてるものは使う)
続いてはメインアクションである戦闘についてです。
戦闘は『龍が如く』シリーズでもおなじみのステゴロ、素手での喧嘩です。
まぁたまに自転車や店の看板なんかをチンピラにお見舞いしてやることもあったような気はしますが、拳で語り合うのが漢ってもんです。
集団戦を得意とする「円舞」とタイマンを得意とする「一閃」という2つの型を場面によって切り替えながら戦っていくことになります。
様々な場面で繰り出せる豊富な必殺技も駆使してチンピラもカシラもボコボコにしていきます。
正直戦闘に関しては後半になるにつれてマンネリを感じていました。
チンピラに絡まれることが多くなると便利なワザや強力なコンボを機械的に出すようになっていきました。
大人数戦になるとどうしても色んな所から攻撃が飛んでくるので面倒でしたね。
そのおかげかボスとのタイマンは結構ヒリついたバトルができ、しっかりと駆け引きが生まれていて楽しかったです。
尾行は探偵におまかせあれ
今作の特徴的なミッションとして主人公八神隆之の生業である「探偵」らしく尾行任務があります。
ターゲットに見つからないように目的の場所まで到達できればミッションクリア。
尾行と言ってもそんなにリアリティのあるものではなく、ターゲットの行動はヘンテコで不可解なものですし、見つかりそうになっても走って物陰に隠れれば問題ないです。
そして最後までやることも変わりません。バレずに目的地に行くだけです。
ゲームっぽく作られてはいるのですが尾行は尾行、最初から最後まで地味です。
最初の方は軽い感じで行けるのですが、後半になるにつれて尾行距離が長くなるので失敗してしまうとチェックポイントまで戻されます。
場所が悪いと最初からになってしまうこともあるので、尾行は時間をかけてでも一回で済ませたい任務ですね。
ユニークなサブクエスト
ここまで説明はしていませんでしたが、JUDGE EYESは龍が如くチームによって開発されています。
なので随所で龍が如くを思わせる要素があるのですが、サブクエストもその一つです。
龍が如くのサブクエストはどれもユニークなもので、お助け系、おふざけ系、感動系とサブクエストながら一つ一つショートストーリーが用意されていて面白いのです。
今作でもその雰囲気を感じるサブクエストが用意されていて、メインストーリーのやばい展開を無視しておふざけイベントが始まることだってあります(任意)。
一つ一つやや長いというのは欠点とも言えますが、単調なお使いクエストを何度もやらされるよりもお話が面白いしバリエーションも豊富な龍が如く式サブクエストは
ゲームのサブクエストの一つの答えだと思っています。
後回しにすることも可能なので気になったものだけでもやってみると面白いかもしれません。
ともだち100人できるかな(できない)
サブクエストとは別に神室町の各所に友達になることができるNPCが点在しています。
お買い物をしたり、困っているところを助けたりすることでイベントが発生し
「絆ゲージ」がMAXになると友達になることができます。
友だちになるとちょこっと良いことがあります。
あと特定の女性キャラのゲージがMAXになるとデートすることができます!
僕はデートをギリギリまですっぽかしてました。
あのキムタクが何日も女の子のデートを無視しているかと思うと...笑えてきます。
新作への期待
挑戦的な要素がたくさんあり、ゲームとしては所々退屈に感じる部分もありましたが、ストーリー含めた全体としての体験はとても満足できるものでした。
これは9月24日に発売される新作『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』に期待せずにはいられません。
LOSTJUDGMENTでは『龍が如く7』の舞台である伊勢佐木異人町も舞台となり更に要素が増えているじゃないかと思います。
いまから発売が楽しみです。
さいごに
いかがでしたか。
今回は体験的な部分にフォーカスを当てて書いていたため、主人公が木村拓哉さんであることをはじめ、その他キャストに豪華な俳優陣が参加しているといったことは省かせていただきました。
最初にも書きましたが1980円(税込み)ととにかく安いので買っておきましょう!
今回紹介したもの以外にもドローンレースやギャンブルなどメインストーリーだけでなく他にもたくさん楽しめる要素満載で、それらを遊び尽くすとなると新作に間に合わないかもしれないので程々に。
最後まで読んでいただきありがとうございました!