Ghost of Tsushima DC 壱岐之譚 【感想・レビュー】
先日『Ghost of Tsushima Director's Cut』にて追加された壹岐之譚をクリアしました。
今回はそちらの感想を書いていくのですが、それだけだと少し寂しいので
一部去年『Ghost of Tsushima』をクリアしたときの感想も含めて書きたいと思います。
よろしくおねがいします。
壱岐之譚の感想
冒頭に去年遊んだ感想も含めてと書きましたが、メインは壱岐之譚です。
追加コンテンツながら広大な新マップに加えて新シナリオ。
ボリュームはそこまで多いものではないので結構さっくり進められるのですが、
久々の操作+敵が強いということもあって最初はかなり苦戦しました。
新たなアクションも追加されていて、鉤縄を使ったギミックに馬での突進攻撃。
新たな特性を持った敵も登場しました。
あの面白かった『Ghost of Tsushima』を思い出しながらも新鮮さを感じつつプレイできました。
父親との過去
壱岐之譚では仁の過去、父親との過去を絡めたシナリオになっています。
本編でも流れた父親の死に際になにがあったのか、そして壱岐島と境井家はどういった関係なのかが壱岐島を侵略したオオタカ族との戦いの中で徐々に明らかになっていきます。
やはり今回のお話でも仁の葛藤が描かれます。
どういった形で描かれるのかはご自身で確認していただきたいです...。
新たな癒やし
島の探索要素にも新たなものが登場していて、代表的なのは動物ですね。
猿に猫に鹿。
動物を前に尺八を吹き、コントローラーのジャイロ機能を使ったイライラ棒のようなミニゲームも追加されています。
単純なものですが意外と楽しくて笑ってました。
実際の猿は結構怖かったりするんですが、壱岐島の猿は可愛らしかったです。
コラボ衣装
コラボ衣装が追加されていて、
『Bloodborn』『ワンダと巨像』『God of War』の三種類の衣装が登場しました。
どれも入手する際の謎解きが難しかった...。
このゲームって簡単ではないよね
ここからは去年遊んでいたときも思ったことを書いていきます。
今回久々にプレイして更に思ったことがこのゲームは簡単ではないということです。
被ダメージは大きいですし、ガンガン攻撃して封殺するような戦い方はできません。
しっかりと敵の攻撃を見定めて、受け流しや回避、ジャストガードをして相手を倒していかなくてはいけません。
敵のあらゆる攻撃に有利な戦略が存在しているので、どの局面でも有利不利をしっかり理解していれば相手に攻撃されることなく勝つこともできますし、反撃することもできます。
うまく立ち回ることで攻撃も回復もどんどん有利になっていくというゲーム性が独特の気持ちよさに繋がっているのかなと思っています。
時には落ち着いて闇討ちしてこちらに有利なように場を整えることも重要になります。
幅広い戦闘スタイルをここまでうまく使い分けることができるのがこのゲームの魅力の一つだと思います。
オープンワールドといえど設計はリニアのもの
海外製のオープンワールドはとにかく広くてとにかく自由というイメージがあります。
ですが今作は終始リニアに物語が進行していきます。
なのでより物語に没頭できますし、自由すぎて何をやればいいかわからないということがありません。
常に目的も寄り道も明確なので、その中から今やりたいことをプレイヤーが選択して進んでいけます。
僕自身だだっ広い世界に放り出される系のオープンワールドには少し苦手意識があるので丁寧に進んでいける今作はトロコンまで熱中できました。
ローカライズがすごい
海外製のゲームで見逃してはならないのがローカライズです。
日本を舞台にしているのでもはや日本語で作られたものを外国語に翻訳しているんじゃないかと思うほどですよね。
それほどたくさんの文章が色んな所にあるというわけではなく、「文と書状」という入手できるものだけなのですが、
どういう人が書いたのか、どういう状況だったのかがわかるような気がしました。
整った文章だけでなくひらがなだけのもの、漢字混じりのもの、カタコトのものなど様々。
その当時の教育事情も反映しているのかなぁと勝手に思っています。
さいごに
いかがでしたか。
Ghost of Tsushimaは簡単ではないと書きましたが、すごく丁寧で整ったゲームなので
誰にでもおすすめすることができる素晴らしいゲームです。
コントローラーのボタンを余すことなく使っているほど様々な戦い方が楽しめます。
本編で使われていなかったジャイロ機能も壱岐之譚で使われることになりました。
これほどまでに日本人に愛される日本を舞台にした作品はないんじゃないかと思うほど素晴らしいのは、製作者の日本に対しての愛が故でしょう。
まだ遊んだことがない人は是非とも遊んで欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!